スルタン・イブラヒム氏がマレーシア国王に即位
2024年1月31日からのマレーシア新国王スルタン・イブラヒム陛下の治世により、一議会で3人の首相が誕生した過去数年間の前例のない大混乱を経て、同国の政治的安定が強化されることが予想されています。
マレーシア国際イスラム大学(IIUM)の政治評論家トゥンク・モハール博士は、ジョホール州の統治者としての功績を踏まえ、陛下が確実に国内の政治的安定の促進に貢献できると信じています。
「ジョホール州のスルタンとして、陛下はこれまで政党に対し、州政府を打倒し、弱体化させないよう警告していた」と、2月1日木曜日に述べました。
「彼は常に経済発展を優先しており、それを達成する方法は政治的安定を通じてです。また、ジョホール州では野党ではなく非与党を「ペンギンバン」(均衡勢力)と呼んでいます。ドゥワン・ラクヤットでもこれを主張し、『バランス部隊』が立法上の役割をより真剣かつ効果的に果たすよう求めるだろうと思う」と同氏は付け加えました。
マラヤ大学のアワン・アズマン・アワン・パウィ准教授は、統一政府の現在の状況において陛下の役割は顕著になるだろうと語っています。
「統一政府の下での国王の役割はより顕著であり、特に現国王が毅然として政治的安定を優先しており、現政府を打倒するあらゆる試みを阻止している」と同氏は述べました。
さらに、「陛下は不快感や不調和を生み出そうとする人々、特に政治的支援を求めて民族問題や宗教問題をもてあそぶ人々に対しても妥協を許さないと見なされている」と付け加えました。
独立政治アナリストのクー・ケイ・ペン氏は、陛下は実際的な君主である可能性が高く、政府の特定の決定に不満がある場合は躊躇なく政府を引き上げる可能性が高いと述べています。
「アンワル首相や他の政治指導者たちも、決定や統治に満足できないなら躊躇なく政府を引き上げる率直な立憲君主に満足する必要があるだろう。宗教的および人種的レトリックをもてあそぶ政党は、陛下の本にも載っていないでしょう」とクー氏は付け加えました。
昨年10月の特別統治者会議で、スルタン・イブラヒム陛下が第17代ヤン・ディ・ペルトゥアン・アゴンに選出されました。
スルタン・イブラヒム陛下は、2024年1月30日に第16代ヤン・ディ・ペルトゥアン・アゴンとしての治世を終えたアル・スルタン・アブドゥッラー・リアヤトゥディン・アル・ムスタファ・ビラー・シャーの後任となります。
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